いぼの基本的な予防法 | KM新宿クリニック

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いぼの基本的な予防法

2012-04-23

いぼが出来る原因には、ウイルスによるものと、加齢によるほくろに似たものがある。
ウイルス性のいぼには、ヒトパピローマウイルスと言う80~100種類以上のウイルスに感染することで起こるウイルス性のいぼと、ポックスウイルスというウイルスの感染によって起こる水いぼがある。

ヒトパピローマウイルスによって起きるいぼは、基本的には他人から感染するよりも、自分がもともと持っているウイルスによって起きるものが多い。

一方、ポックスウイルスによって起きるいわゆる水いぼは、他人から感染することが多いいぼで、プールやお風呂など水の関係する所でよく感染する。子供が幼稚園や学校などでもらってくることも多い。また、アトピーなど皮膚の保護機能が低下している人は感染しやすいといわれている。

ほくろに似た加齢によるいぼは、老人性いぼとも呼ばれ、皮脂線の多い部位に多く発生する脂漏性角化症を指す。皮膚の角化によるもので、痛みはない。しみやほくろによく似ているものが多いので、ほくろかと思っていたらいぼだったという人もいる。

ヒトパピローマウイルスによるいぼの予防法としては、自分で持っているウイルスが何らかのきっかけでいぼになるので、完全に防ぐことはできない。
しかし、増えるのを抑える方法はある。このいぼはひっかいたりするとその傷からウイルスが広がり、いぼの数が増えることがある。それを予防するためには、出来たいぼは早めに除去することだ。軽いものなら市販されているいぼ専用の塗り・貼り薬を使って治る。いぼ・ほくろ取りのクリームも流通しているので、試すのも良い。根が深かったり、なかなか治らないいぼは、病院に行き、レーザーや液体窒素で除去してもらえば良い。

水いぼの予防法は、肌に傷があったり、アトピーなど肌が弱っている人は、お風呂・プールなどになるべく行かないようにすること。もしなってしまった場合は、こちらもヒトパピローマウイルスのいぼと同じように傷がついたり潰れたりすると、そこからウイルスが広がるので、潰さないように気をつけるか、病院で除去するのが良い。

老人性いぼの予防法は、皮膚が老化する大きな原因である紫外線を防ぐのが重要。しかし、若いころからの紫外線の蓄積によって出来るものなので、完全に防ぐのは難しい。なるべく紫外線に当たらないようにし、老人性いぼが出来る時期・数を遅く、少なくするのが良い。特に害はないが、顔などに大きく出来てしまった場合、ほくろなどと同じように、病院で除去する事もできる。

まとめると、ウイルス性のいぼはウイルスの感染に気をつけ、出来た場合は増えないように早めに対処・治療する。老人性のいぼは紫外線に気をつけることが、基本的な予防法と言える。