CO2レーザー治療の効果
CO2レーザーの原理は誰でも一度は耳にしたことがある遠赤外線です。遠赤外線領域の波長を持つレーザー光は発生し、水に吸収されやすいという特徴があげられます。
CO2レーザーの波長の10,600nmもの強力な波長で治療を行います。
CO2レーザーの光は水に吸収されやすく、実に99%が皮膚組織の中の水分に効率よく染み込んでいきます。そしてそれが熱エネルギーに変化し、異常発生したメラニン細胞を除去します。
施術による細胞への負担を最小限に抑えながら、一定の厚さで皮膚を削っていき、わかりやすく言うと、いぼ・ほくろを焼き切るというかたちになります。
また、皮膚を削る深さの調節や、切開することも可能になってきます。施術後は患部が赤みがかった色になりますが、皮膚の再生機能によって、時間経過とともに周りの皮膚と大差のない新しい皮膚に再生されます。
また、CO2レーザーはデリケートな口元や目元の治療にも向いており、唇に関しては回復が早いという利点があります。
CO2レーザーは、いぼ・ほくろの除去だけではなく、ニキビ痕の改善を狙う効果的な治療方法でもあります。
思春期にできるニキビや、大人になってからできるニキビ、ニキビが顔にできるとどうしても気になっていじってしまい、最終的にはつぶしてしまうという方もいるのではないでしょうか。
そういった際にお肌にできてしまう凹凸をニキビ痕といいます。
現在までにさまざまな治療方法が開発されてきましたが、その中でも最も利用されているのがCO2レーザーでの治療です。
薬剤を使用する治療法よりもトラブルが少ないために選択する方が増加傾向にあるためです。
そして、CO2レーザーでのニキビ痕治療として、最も特筆すべき点としてあげられるのが何と言ってもその改善率の高さです。気になるニキビ痕を以前よりも綺麗に改善できたという報告が、他の治療法よりも比較的多く聞くことができます。
また、加齢とともに気になってくる薄いくすみやシミといったトラブルの治療にも使用されることもあります。肌が以前より明るくなったり、小鼻の黒ずみや毛穴も目立たなくなったりという治療効果が期待できます。
以上のようにCO2レーザーでの施術はお肌のさまざまなトラブルに大変有用な治療方法ということが言えると思います。