ほくろ除去と予備知識 | KM新宿クリニック

最新式レーザー治療で、ほくろやいぼの除去がメスを使用せず簡単に取り除くことが可能になりました。

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ほくろ除去と予備知識

2012-05-01

ほくろ、特に顔の気になる部分のほくろは、ある種のコンプレックスを生じさせ、人前に出るのも控えめにさせるものです。そんな気になるほくろが、自力でとれないか、剃刀で切ったり、爪切りで切ったり、漂白剤をピンポイントで塗ったり、色素が発育しないよう、ビタミン剤などのサプリメントを愛用したり、人によって、色々と試してみたことがある方も多いと思います。

でも、ほくろには大きく分けて、2種類のほくろがあります。
ひとつが、ソバカスやシミとおなじようにメラニン色素によって、皮膚の極浅い部分にできる通常のほくろです。もうひとつが、色素性母斑といって、母斑細胞が積み上がって成長していくほくろで、皮膚の段よりもいぼみたいな、豆粒のように飛び出したほくろです。外皮に向かって成長するものもありますが、内皮に向かって深く進攻していくほくろもあります。おそらく、小さなほくろで、メラニン色素によるものなら、多少の傷がついても、自力で取ることはわけないことでしょう。取り除いた跡で化膿などしないように、消毒を怠らなければ、問題は滅多に生じません。

問題は色素性母斑です。
幾層にも積み上がってほくろが形成されていますから、表面だけ取り除いても、かえって成長を促進させてしまいます。場合によっては、外皮に向かって進攻していたものが内皮に進攻するようになり、かえって奥深く進攻してしまい逆効果の場合があります。

例えば、色素性母斑の表皮だけを、自分で剃刀などでそぎ落とすと、やがて皮膚が再生します。もしそれが通常の皮膚であれば、色素性母斑は外皮でなく内側に進攻してしまい、薄黒いほくろはいつまでも残り、次にそぎ落とすときには、再生した通常の皮膚をめくってからでないと、色素性母斑のほくろにたどりつきません。

それならいっそうのこと、整形外科などでほくろの除去をおこなうほうが無難です。ほくろの切除は皮膚疾患などがなければ、健康保険適用外の美容整形の一貫として扱われます。ほくろの大きさにもよりますが、直径1ミリで1万円+一定額と思っていればいいでしょう。一定額は整形外科医で違いますが、1万円から2万円ぐらいです。

ただ問題は、内皮進攻型の色素性母斑の場合、どのくらい進攻しているか、事前にわからないことです。実際、私二つ気になっていた色素性母斑があり、ともに内皮進行型でした。手術の最中、整形外科医が思っていたよりも深いので、止めさせてくれと懇願してきたぐらいです。結局、中途半端で終わり、手術代もしっかり徴収されました。その後は自分で、残った色素を消毒した爪切りでもぎ取り、ひとつのほくろは跡だけ残りましたが、色素は全て自力除去できました。
もうひとつは残ってしまいましたが、以前2,3ミリあったのが0.5ミリ未満のほくろとなり、目立たなくなったので、自分の中では良しとしています。しかし、気分的なものかもしれませんが、食事によってはほくろが大きくなったり小さくなったりします。なのでなるべくビタミンを摂取するようにしています。そのときに整形外科選びを全く行わず、自宅から近いというだけで選んでしまったのが失敗です。

最近は整形外科医の実績をみることもできますし、設備がどうだとかも確認ができるようになりました。例えば内皮進行型なら、経験的目視でなく、X線など科学的に深さを知った上で切除を行えるからです。とにかくちょっと残っただけで、いつかは確実に成長しますから、絶対に全除去しなくては意味がありません。