ほくろと女性ホルモンの関係 | KM新宿クリニック

最新式レーザー治療で、ほくろやいぼの除去がメスを使用せず簡単に取り除くことが可能になりました。

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ほくろと女性ホルモンの関係

2012-05-23

中学校の体育の授業のときです。授業前に着替えているときに、友人の背中にわりあい大きなほくろをみつけたのです。ボタンのような突起を見つけると、どうしても押したくなってしまうので、指でそっと触れてみたんですが、ほくろというよりは、いぼのように盛りあがっているものでした。
友人によると、数年前から急にできはじめたと言うのです。そのときは失礼ながら知らなかったのですが、ほくろは触っているとよけいに刺激して、いぼのように出っ張ってくるとも教えられました。

女性アイドルにも目元や口元にほくろがあると、泣きぼくろなどと褒めそやされて愛嬌の証と受け取られたものです。しかし、あまりにも大きすぎて目立つほくろだったり、いぼのように尖ってきたりするようなほくろだった場合は、女性ならば除去したいと真剣に悩んでしまうものです。

ほくろが女性に多いのはなぜなのでしょうか。思春期になるとニキビとおなじで、ほくろも増えつつあります。女性ホルモンの分泌量が増えてくると、ほくろはいっそう黒くなりますし、妊娠していればなおさらほくろの数が増えてくるのです。

ほくろができるのは、皮膚の中にあるメラニン色素が増えてしまうことで、皮膚の細胞が黒くなってしまうからです。これは太陽の下で紫外線を浴びてしまうと起こりやすく、しみやそばかすができる理屈と同じです。日光のあまり当たらない部位、足の裏や手のひらにもほくろができることがあり、悪性の腫瘍が疑われることもあります。ほくろが気になる方は、まずクリニックに相談して、ほくろが悪性か良性かを検査してもらいましょう。悪性の腫瘍が疑われる場合には、レーザー治療でほくろを除去してもらうことができます。

中学生時代の友人はその後、皮膚科でほくろを除去してもらったのですが、痛みもなく、すぐに消えてしまったということです。またいぼは女性なら中年期以降にできやすいものがあり、自然治癒で治ることもあります。しかし、ほくろのように腫瘍ではなく、ヒトパピローマウイルスというウイルスを介しての感染症である場合もありますので、患部をなるべく清潔にして触れないようにしておき、なるべく早く皮膚科での受診をおすすめします。

子どもに多い水いぼは、かゆくなってしまうので掻くことでよけいに感染を広げてしまう恐れがあり、非ステロイド薬を塗ったり抗ヒスタミン薬を服用して、かゆみを抑える処置をとります。いぼもレーザー治療で除去できたり、ヨクイニンという漢方薬で治ることがあります。凍結療法で患部の感染組織を壊死させて、炎症を生じさせてウイルスへの免疫力を高める療法もあります。